●日本ペンクラブ声明
中国政府に対し、劉暁波氏への不当判決の見直し、即時釈放を求める
中国の作家であり、独立中国語ペンの前会長・理事でもある劉暁波氏に対し、2009年12月25日、北京市第1中級人民法院は、国家政権転覆扇動罪で懲役11年の実刑判決を下した。
劉暁波氏が「08憲章」を起草し、意見を公表したことをもって厳罰に処した今回の判決は、国際法ならびに中華人民共和国憲法で保障されている表現の自由に照らしても、不当なものであり、国際ペン憲章を誓約する日本ペンクラブとして、極めて遺憾である。
日本ペンクラブは、2008年12月22日、「中国政府に作家劉暁波氏の拘束を直ちに解くよう求める声明」を発信し、劉暁波氏の即時釈放を求めつづけてきた。
今回の判決を前に、国際ペンを始めとする国際社会が強い懸念を示すなかで、中国政府がこのような判決を下すことは、国際社会に責任ある立場を示すべき大国の行為として、理解に苦しむところである。
伝えられるところによると、劉暁波氏は控訴を検討中と伝えられる。
日本ペンクラブは、劉暁波氏への判決見直し、無条件即時釈放を強く求めるとともに、中国の作家、言論人、知識人が、作品・意見を発表したことのみをもって、いかなる形による脅迫、拘束等の圧力を受けないよう、中国政府に改めて強く要請する。
2010年1月5日
社団法人日本ペンクラブ
会長 阿刀田 高


