安保関連法が今朝未明、参院で強行採決され、成立した。
 安倍政権と与党による蛮行、愚行と言うべきである。
 日本国憲法が戦争を放棄し、集団的自衛権の行使を禁じていることは自明であるにもかかわらず、政府与党は、
 立憲主義を破り、
 民主主義を、おざなりな多数決に堕落させ、
 戦後の日本社会が培ってきた平和主義と、世界中の人々からの信頼を壊し、
 米国政府の言いなりに、自衛隊を世界各地の戦場に赴かせ、
 各国の友人たちを裏切り、憎しみと敵意を増やそうとしている。
 この間、私たち日本ペンクラブは、繰り返し慎重な国会審議を求め、
 野党議員は多くの質問を行ない、
 国会周辺と各地の中心街では、幾万余の市民と若者たちが反対の声を上げ、
 すべての世論調査で、圧倒的多数の有権者が反対の意を表わした。
 これらに耳を傾けない政府与党の対応は、傲岸不遜と頑迷固陋そのものである。
 私たちは、内容的にも手続き的にも、あまりに瑕疵の多い安保関連法に納得しない。
 私たちは、政府与党に対し、もう一度最初から審議し直すことを求める。

2015年9月19日
  一般社団法人日本ペンクラブ
会長 浅田次郎




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