2008〜2009

「中国政府に作家劉暁波氏の拘束を直ちに解くよう求める声明」

 我々日本ペンクラブ獄中作家・人権委員会は、作家であり、独立中国語ペンの前会長で理事でもある劉暁波氏が中国政府に拘束されたとの報道に接し驚きを禁じえない。
 報道等によれば劉暁波氏の罪状は国家転覆扇動罪ともされ、氏が2008年12月9日の国連世界人権デーにあわせて中国国内で発表された「憲章08」に署名したことを理由とした拘束であると言われている。

 日本ペンクラブは国際ペン憲章に賛同する支部の一員であり、憲章にある「各国内およびすべての国の間で思想の交流を妨げてはならないという原則を支持し、会員たちはみずからの属する国や社会、ならびに全世界を通じてそれが可能な限り、表現の自由に対するあらゆる形の抑圧に反対することを誓う」という誓約に基づき、今回の劉暁波氏拘束は基本的人権である表現の自由を国家が侵害しているのではないかと深く憂慮する。
 日本ペンクラブ獄中作家・人権委員会は中国政府が最大級の自制をもってこの問題に対処し、劉暁波氏の拘束を速やかに解くことを強く求めるとともに、「憲章08」署名者ならびに賛同者が意見を発表したことのみをもって、いかなる形による脅迫、拘束等の圧力を受けないよう要請する。

2008年12月22日
 
社団法人日本ペンクラブ 
獄中作家・人権委員会