1998〜1999

ユーゴスラビア連邦共和国大統領への書簡

NATO(北大西洋条約機構)
事務総長殿
東京、1999年4月27日
拝啓

 日本ペンクラブは、NATOの空爆により多数の民間人が死傷したことに深い遺憾の意を表します。

 同時に私たちは、ミロシェヴィッチ・ユーゴスラヴィア連邦共和国大統領に対し、次のような書簡を送っております。私たちは、空爆が中止され、ユーゴに一日も早く平和が訪れることを希望いたします。

敬具

日本ペンクラブ
会長 梅原 猛

*   *   *

ユーゴスラビア連邦共和国大統領
ミロシェヴィッチ閣下

東京、1999年4月27日

閣下、
 私たちは貴国に於てNATOの空爆により罪のない民間人が死傷したことに深い憂慮を表し、犠牲者の家族、親戚 、友人へ心の底からお悔やみを申しあげます。

 私達はまたコソボにおける表現の自由の状況につき深く憂慮しております。NATOの空爆の始まる数日前に、最大のアルバニア語の新聞コハ・ディトーレが閉鎖を強制されたことを知りました。また行方不明と報道されている二人のジャーナリスト、デキ・デルヴィシとディン・メヘメディが今どこにいるかについても心配しています。

 したがって、貴政府が、私たちおよび国際社会に対してこれらのジャーナリストの運命について明らかにすることを呼びかけ、私たちの仲間である作家たちが平和に生活し職業上の活動を出来るようにするべく、緊急にコソボにおける表現の自由を回復することを要求します。

敬具

日本ペンクラブ
会長 梅原 猛