●自由民主党報道モニター制度の撤廃を求める声明
自由民主党は去る十一月より「報道モニター制度」を設けている。同党情報調査局の「自由民主党報道モニター制度の創設について」(十月十三日付)によると、この制度の目的は「今後の日本の進路を決定する重要課題について」、(1)「誤解や無理解から誤った報道」、(2)「明らかヨ通報してもらい、これに基づいて「抗議、訂正を求めていく」とされている。
しかし、「今後の日本の進路を決定する重要課題」、つまり国政に関わる問題について、政党機関によって「誤解や無理解」「公正さを欠く」などの判断がされる場合、客観的であり得るだろうか。政権与党がこうした制度を設ければ、報道規制へとつながる恐れが生じる。とくに免許事業のテレビ局にとっては無言の圧力となっている。
日本ペンクラブは、政権与党の「報道モニター制度」は形を変えた検閲制度であり、言論・表現の自由を侵すものであると考える。ただちに「報道モニター制度」を撤廃するよう求める。
1998年12月15日
社団法人 日本ペンクラブ
会長 梅原 猛


