1998〜1999

「情報公開法野党修正案骨子」に対する意見

 今国会に上程されている政府提出の情報公開法案は官僚主導で作成された。この政府案に対して三野党(民主、平和・改革、自由)が共同修正案を示しているが、その「骨子」には「国民の知る権利」を明記するなど、政府案に較べると格段の改善が認められる。

 ただし「野党修正案骨子」には、政府案第八条の「行政文書の存否に関する情報」の問題点の指摘が抜け落ちている。情報開示請求した場合、第八条では当該行政情報があるかないかという判断を行政機関の長が行なう、と規定されている。そうであれば行政機関の長の恣意的な判断で情報を隠すことができる。

 したがって情報公開法案に対する修正案に「第八条の削除」も加えるよう求めたい。

 日本ペンクラブでは本議案における与野党の修正協議に重大な 関心を寄せている。

1998年10月15日
社団法人 日本ペンクラブ
会長 梅原 猛