私たちは、本日昼に行われた北朝鮮による核実験を強く非難する。
 近年、北朝鮮支配層は国民生活の窮乏を顧みず、ミサイルの発射実験と核実験をくり返している。同国による核実験は六回目となる。この傲岸不遜な行動に、私たちは慄然とする。
 一国の支配層が軍事力を、とりわけ核兵器を手にその存在を誇示するとき、その先に待っているのは、あらゆる生命の継続性すら断ち切る荒廃であることを忘れてはならない。
 かつて無謀な戦争の果てに二度の被爆を体験した日本の詩人は、こう綴った。
  白骨を地ならしした此の都市の上に
  おれたちも
  生きた 墓標
                        峠三吉「河のある風景」
 私たちは北朝鮮による核実験を強く非難するとともに、日本を含む周辺諸国政府と世界の人々がこの挑発に乗ることなく、冷静に、情理を尽くして、眼前の危機に対処するよう求める。
 2017年9月3日
                      一般社団法人日本ペンクラブ
                             会長 吉岡忍

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