日本ペンクラブ声明

「特定秘密保護法案の閣議決定に強く抗議する」

 

 本日、政府は特定秘密保護法案を閣議決定した。日本ペンクラブはこの決定に対し、深い憤りを込めて抗議する。

 私たちはこの法案について、

1.「特定秘密」に指定できる情報の範囲が過度に広範であること

2. 市民の知る権利、取材・報道・調査・研究の自由が侵害されること

3. 行政情報の情報公開の流れに逆行すること

4.「適性評価制度」がプライバシー侵害であること

5. このような法律を新たに作る理由(立法事実)がないこと

等を指摘し、繰り返し反対を表明してきたところである。

これらは、私たちにとどまらず、広く法曹、アカデミズム、マスメディア等の団体からも明確に指摘され、また過日募集されたパブリック・コメントの大多数においても、懸念されてきた点である。

 政府が、こうした指摘に真摯に答えることなく、今回の決定に至ったことに対し、私たちは厳しく反省を迫りたい。

 今後、国会がこの法案を審議することになるが、私たちは議員諸氏に対し、上に指摘したような法案の問題点を慎重に考慮し、「特定秘密保護法案」を廃案に追い込むよう強く期待する。

 

20131025

 

一般社団法人日本ペンクラブ

会長 浅田次郎

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