表現の自由

 国際ペンは、作家、ジャーナリスト、詩人が集い、書き言葉で考えを表すということが、相互理解の橋を築くうえで大事であるという信念を共有しています。この橋は政治的、地理的、民族的、文化的、宗教的、あるいは他の分断を乗り越えるものです。

 攻撃、拘束や他の弾圧の恐れなく考えを述べる自由、表現の自由という権利を守ることが1921年創立以来の国際ペンの中心になっています。

国際ペンの活動と呼びかけは1948年に国連で世界人権宣言が採択された時に花開きました。宣言の第19条に刻印されている表現の自由の考えを定義するのに国際ペンも一役かったと言われています。この権利は第二次世界大戦後の混乱のなかで定義された時と変わらず今日でも重要なものです。

世界人権宣言 第19条
 すべて人は、意見及び表現の自由に対する権利を有する。この権利は、干渉を受けることなく自己の意見をもつ自由並びにあらゆる手段により、また、国境を越えると否とにかかわりなく、情報及び思想を求め、受け、及び伝える自由を含む。

文芸イベント

 文学は国際ペン活動の中核です。国際ペンは長年世界の文学の豊かさと多様性を祝うイベントを主催してきました。2007年には読書と書くこと、読者と作家の関わり方に焦点をあてた国際イベントを開始しました。2008年には国際ペン初の文学フェスティバル、「言葉に自由を」を開催し、アフリカ、ラテンアメリアでもイベントを企画しています。全てのイベントは年間テーマに基づいています。2008年のテーマは「次に控える作家達」です。どのイベントも、色々な方法で国際ペンの目的を凝縮し、国際ペンのあらゆる活動と結びついたものとなっています。これらの催物は翻訳に関する課題を取り上げ、効果的な変化を上げ、表現の自由と翻訳の問題を探ります。著名な作家が声を上げることを助け、国際ペンのプログラムにおいて、作家が文芸イベントに参加するばかりでなく、草の根から作家と作業を行い、長期的には読書、著述、出版のあり方を変えていくものにつなげることを狙っています。

 またペンセンターでも定期的な文学セミナー等を開催しています。

雑誌「PEN International」

 雑誌「PEN International」は世界の読者を対象に、世界の現代作家の書き下ろし作品を掲載しています。1950年に創刊され、当初は「推薦図書のお知らせ」という題の世界文学の書評集でした。その後記事や小説、詩も掲載されるようになり、書き下ろしに加え、再録した作品も取り上げられました。
 1950年に創刊され、当初は「推薦図書のお知らせ」という題の世界文学の書評集でした。その後記事や小説、詩も掲載されるようになり、書き下ろしに加え、再録した作品も取り上げられました。

 現在102ヶ国の144のペンセンター、そして世界中の読者に読まれています。

 2007年には新しいデザイン、編集者、新しい招待作家による「文脈」シリーズとして再スタートしました。「文脈」シリーズは新人とすでに名のある作家の作品を世界中の読者に紹介する場となっています。最初の号はアフリカと中近東を特集し、2008年春号は「ラテンアメリカ」、2009年には「アジア・太平洋」を特集します。2008年春には今年のテーマ「次に控える作家」を特集した特別号を発行する予定です。

 雑誌「PEN International」には今までに以下の作家が寄稿しています。

Adonis, Margaret Atwood, Karel Capek, Siobhan Dowd, Nawal El-Saadawi, Moris Farhi, Antonia Fraser, Nadine Gordimer, Günter Grass, Han Suyin, Liu Hongbin, Chenjerai Hove, Alberto Manguel, Salim Matar, Ngugi wa Thiong'o, Ben Okri, Moniro Ravanipour, Salman Rushdie, Wole Soyinka, Hilary Spurling

 雑誌は英語、フランス語、スペイン語の3ヶ国語表記でPDF版があります。

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