●環境映画祭
◎上映作品(予定) 9月23日10:00~18:00 小野梓記念講堂
10:00 「イヌワシ 風の砦」(70分・1991年) ナレーター 上条恒彦
日本に生息するイヌワシは現在、わずか500羽ほど。
幻といわれたイヌワシの生態を7年間に渡り追跡。"兄弟殺し"や独特の共同ハンティングなど、絶滅に瀕するイヌワシの謎の生態を描いた作品。
*動物愛護コンクール協会賞
11:15 「クロウサギの島 奄美の希少動物たち」(45分・1996年)
ナレーター 石丸謙二郎
九州の南端に連なる亜熱帯の島々。その南西諸島の一角にある奄美大島には固有の生きものが多い。国の特別記念物アマミノクロウサギを始め、ケナガネズミ、ルリカケス、オオトラツグミなどレッドデータブックに名を連ねる希少種が生息する。だが、今この島にも開発の波が押し寄せる。自然環境の保護の有様を考える作品。
*第51回毎日映画コンクール記録文化映画賞、第20回モンタナ国際野生生物映画祭 動物保護メッセージ名誉賞、他
12:10 「ニホンザル モズ 26年の生涯」(52分・1998年)
ナレーター 森本レオ
生まれながらにして両手両足に障害をもったニホンザル・モズと母子の物語り。モズが生まれた1970年代、日本各地の野猿公園でも手足に障害をもつサルが次々に産まれ話題となる。餌付けのエサが要因ではないかと疑われた。7歳にして初めて子どもを産んだモズは不自由な体で子どもを育て、19年の生涯で多くの子孫を残した。だが、どの子孫にも障害は現れなかった。ハンディを負ったモズの生きざまを記録した作品。
1998年厚生省 中央児童福祉審議会 推薦文化財、第40回科学技術映像祭 科学技術長官賞、他
13:30 (対談)
14:00 「サシバ 海を渡るタカ」(35分・1994年)ナレーター 宮崎美子
東南アジア方面から日本の本州に渡ってくる中型のタカ、サシバは低山や丘陵地で子育てをする夏鳥。いわゆる里山で杉や松の木に巣を作り、カエルやヘビなど小動物を餌にヒナを育てる。子育てを終えたサシバは秋、家族で再び南の国々を目指す。何万という数で。
食物連鎖の頂点に立つ猛禽類は環境指標動物といわれるが、日本だけでなく越冬地の東南アジアでも数が減りつつあるという。
平成6年度文化庁優秀映画選定、第36回科学技術映像祭内閣総理大臣賞、他
14:40 「広がれアサザの夢~百年後にトキが舞う霞ヶ浦を~」
(65分・2006年)ナレーター 竹下景子
日本で2番目に大きな湖、霞ヶ浦・北浦。
首都圏の水がめとして周囲をコンクリートで固められる開発が始まった頃より水質汚染が進み、自然が大きく失われた。
かつての自然を取り戻そうと湖に自生する水草アサザ(浄化作用がある)をシンボルに立ち上がった"アサザ・プロジェクト。1995年以来、流域の小・中学校、市民、企業、行政、農林水産業、林業関係者などを巻き込み大プロジェクトに発展し、21世紀の循環型社会のモデルとして注目を集めるまでになった。
文部科学省選定、第48回科学技術映像祭 文部科学大臣賞
15:50 「平成 熊あらし~異常出没を追う~」(61分・2009年)
ナレーター 柳生 博
昨今、日本列島でクマが暴れている。豊かな森のシンボルだったクマが何故人里に出没するようになったのか・・・
2006年度の捕獲数、5.185頭。捕殺数は4千頭を超えた。(過去最高)
人間とクマの軋轢がこのまま続けば、やがて絶滅する地域が出てくるのではと専門家は懸念する。ツキノワグマの生態、保護活動、さらに日本の狩猟文化まで掘り下げ、解決の糸口を探った作品。
第7回文化庁 文化記録映画優秀賞、映文連アワード2009 グランプリ、2009年度キネマ旬報ベストテン
岩崎雅典(いわさき まさのり)
映画監督。1940年秋田県男鹿市に生まれる。1959年秋田県立秋田高校卒業。1964年早稲田大学教育学部社会科学科卒業。1970年以降、北斗映画、岩波映画製作所などで主に野生動物の記録映画やテレビ番組の演出に携わる1981年(株)群像舎を設立、代表となり現在に至る
群像舎は、おもに野生動物、地球環境をテーマに、記録映画、テレビ番組を制作しています。設立は1981年12月15日。テレビ番組「いきものばんざい」で意気投合したフリーランスのスタッフが自主映画をつくるために集いました。
以来20余年、伝統文化や習俗に迫った「最後の丸木舟」「又鬼」から、野生動物の生態を真摯に見つめた「ニホンザル物語 家族」「イヌワシ 風の砦」まで、人間、動物、自然の様々な姿を長期にわたり取材し、記録映画として発表してきました。ネパール・ヒマラヤ山系で"幻"の豹を追った「雪豹 Snow Leopard」「クロウサギの島」「広がれアサザの夢」最新作「平成熊嵐あらし」を含め20本を数えます。
また、「野生の王国」(毎日放送)、「生きもの地球紀行」「地球!ふしぎ大自然」(NHK)、「素敵な宇宙船地球号」(テレビ朝日)など、テレビ番組にも企画・制作として多く参加しています。


