●広河隆一写真展「人間の戦場43年」──平和委員会
期間 9月23日 ~ 9月26日 10:00-18:00
場所 早稲田大学 小野梓記念館ホワイエ
入場無料
■概要
広河隆一写真展「人間の戦場43年」では、戦争状態だけでなく、世界中で「人聞の尊厳が傷つき冒されている現場」の写真を展示。パレスチナやレバノン、日本を含む国々で撮影された約80点のモノクロおよびカラー写真を公開。
展示写真の一部は国際ペン東京大会の各国代表者会議場壁面を飾る予定。
『日本ペンクラブ平和委員会委員長だった立松和平さんが、国際ペン東京大会2010開催にあたり、戦争と平和のテーマの写真展をするようにと、私に強く推してくれた。彼と私は、かつてレバノンの戦場をいっしょに取材した経験がある。今年彼は思いもかけず他界されたが、彼と熱く話していた企画を「人間の戦場」と名付け、戦争状態だけでなく、世界中で「人間の尊厳が傷つき宣されている現場」の写真を展示したいと考えている。』(広河隆一)
■企画趣旨
私が大学を出てイスラエルに行ったのが1967年。このときイスラエルは広大なパレスチナの地を占領した。パレスチナ問題のことを全く知らなかった私が、この問題を自分の問題だと感じるようになったのは、私が理想社会と思って飛び込んだ「キブツ」と呼ばれる共同体が、かつてのパレスチナ人の村の畑の上に建設されたことを知ってからだった。
それから43年の年月がたったが、中東に平和が訪れる兆しはない。それどころか何度も戦争が起こり、虐殺事件が起こり、ガザの空爆や占領地における入植地の拡大が進んだ。
私はレバノン戦争や湾岸戦争、そしてアフガン戦争やイラク戦争を取材した。また他の難民や飢餓の問題、そして女性に対する暴力の問題も取材するようになった。すべてに共通するのは、弱者、被害者の存在が、たえず隠されようとするということである。
そうしたある日、日本ペンクラブ平和委員長の立松和平さんが私に、戦争と平和のテーマの写真展をするようにと、強く推してくれた。彼と私は、かつてレバノンの戦場をいっしょに取材した経験がある。今年彼は思いもかけず他界されたが、彼と熱く話していた企画を「人間の戦場」と名付け、戦争状態だけでなく、世界中で「人間の尊厳が傷つき冒されている現場」の写真を展示したいと考えている。
■展示写真パネル
パレスチナ、レバノン、イラク、アフガニスタン、アフリカ、チェルノブイリ、日本の「人間の戦場」
モノクローム および カラー写真 全倍サイズ 約40点、 全紙サイズ 約40点。
会場のモニターで、パワーポイント上映。
■広河隆一 ひろかわりゅういち
フォトジャーナリスト、ビデオジャーナリスト、「DAYS JAPAN」編集長
★略歴
1943年 中国天津市に生まれる。2歳のときに日本に引き揚げる
1967年 早稲田大学卒業後、イスラエルに渡る
1970年 帰国。以後中東諸国を中心に海外取材を重ねる
1982年 レバノン戦争とパレスチナ人キャンプの虐殺事件の記録で、よみうり写真大賞受賞
1983年 IOJ国際報道写真展で大賞・金賞受賞
1989年 チェルノブイリとスリーマイル島原発事故の報告で、講談社出版文化賞受賞
1993年 写真集「チェルノブイリから~ニーナ先生と子どもたち」で産経児童出版文化賞受賞
1998年 「人間の戦場」(新潮社)で日本ジャーナリスト会議特別賞受賞
1999年 「チェルノブイリ消えた458の村」(日本図書センター)で平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞
2001年 「チェルノブイリ消えた458の村」で「さがみはら写真賞」受賞
2002年 「パレスチナ 新版」(岩波新書)で早稲田ジャーナリズム大賞受賞
2003年 写真記録「パレスチナ」(日本図書センター)で日本写真協会賞年度賞受賞
2003年 写真記録「パレスチナ」(日本図書センター)で土門拳賞受賞
★主な写真展
1994年 コニカプラザにて「地球の現場を行く」写真展を開催
1996年 コニカプラザにて「チェルノブイリと地球」写真展を開催
2001年 新宿ニコンサロンにて「激動の中東35年」写真展を開催
2002年 コニカプラザにて「激動のパレスチナ」写真展を開催
2003年 銀座ニコンサロンにて 第22回土門拳賞受賞作品展「広河隆一写真展」を開催
広河隆一写真展事務局(090-1239-1410)主催で1991年から2002年まで、日本全国800回以上の写真展を開催
●日本テレビ、NHKを中心に、チェルノブイリ、中東などの報道番組を多数制作発表
「ドキュメント84 母と子の帰れぬ祖国」(日本テレビ)、「チェルノブイリ20年目の歌声」(NHK)、「素敵な宇宙船地球号―はばたけ命の翼」(テレビ朝日)をはじめ、中東、核関係を中心に、およそ60本の番組を制作。
●チェルノブイリ子ども基金顧問(2003年7月代表を退く)
2000年にチェルノブイリ救援の功績としてウクライナ大統領、国会議長から感謝状を贈られる
2001年ベラルーシから国家栄誉勲章(フランシスコ・スコリナ勲章)を授与される
●パレスチナ子供の里親運動顧問(1999年に代表を退く)
●パレスチナ子どものキャンペーン顧問(1986年に代表を退く)
●日本写真家協会、日本写真協会会員
●2004年3月 フォトジャーナリズム月刊誌「DAYS JAPAN」を発刊 同誌編集長
●2005年、「DAYS JAPAN」が2004年の世界報道写真財団の2004年度に最も優れた報道を行った雑誌として表彰
●2009年、「DAYS JAPAN」が日本写真家協会賞を受賞


